最新の「Raspberry Pi 3 Model B+」で標準対応になったUSBブートを試してみた。
まいど、大阪の市田です。
今回は大阪IoT部としてRaspberry Piの最新機種「Raspberry Pi 3 Model B+」のUSBブートについてブログを書きたいと思います。
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何が変わった?
これまでのRaspberry PiのモデルでもUSBブートが可能でしたが、下記のサイトにあるようにその準備が少々手間でした。
How to boot from a USB Mass Storage Device on a Raspberry Pi 3 - Raspberry Pi Documentation
Pi 3 booting part I: USB mass storage boot beta - Raspberry Pi
しかし、今回の最新モデルでは「標準でUSBブートに対応」しているので、特別な事前設定は不要でUSBブートできるようになっています。
USBメモリへのイメージ書き込み
では早速、USBメモリにイメージを書き込んで準備したいと思います。
今回はRaspbianを使いますので、イメージファイルを事前に公式サイトからダウンロードしておきましょう。今回はブログ執筆時点の最新イメージ(2018-06-27-raspbian-stretch)を使っています。
準備ができたらUSBメモリをPC(Mac)に接続します。
今回は手元にあったメモリなので8GBのものとなっています。普段は16GBのSDカードを使うことが多いです。
次にイメージを書き込みます。今回は「Etcher」というツールを使いました。Windowsにも対応しているようなので作成方法は同様かと思います。
Etcherの利用方法は非常に簡単です。アプリを起動してイメージを選択します。
次に書き込み先のイメージを選択します。
最後に「Flash」をクリックして書き込みスタートです。
後はひたすら待ちます。私の環境では20分程度で完了しました。
「Complete」になれば書き込み完了です。簡単ですね。
USBブートしてみる
やることは特にありません。USBメモリをラズパイに挿入して電源を投入するだけです。特別な設定無しに起動することができました。
SDカードは使っていません。
最後に
これまでのSDカードを利用する方法と同じ様に、簡単にUSBブートすることができるようになりました。
他にもPoE給電など新しいリリースがありましたので、引き続き触っていきたいと思います。
(PoE給電には、未発売のPoEハットというオプションが必要なので試すのはまだ先になりそうです。)
ラズパイ4を2020年頃に出したいという開発者の考えもあるようで、まだまだラズパイ界隈も面白そうですね。
余談
実は、業務で使っているMacが変わってSDカードのスロットがなくなってしまい、専用のリーダーを買うのも勿体無いなと思い、悩んでいました。
そんなところで「USBブートが標準対応」という情報を見て試してみたという次第でございました。
以上になります。